奈良の高級ホテル建設計画!星野リゾート、マリオットほか監獄ホテルも誕生?

屈指の観光県でありながら宿泊者数、客室数ともに全国最下位クラス。 そんなホテル不毛の地である奈良県に高級ホテルの進出計画が続々と出てきました。

既に概要が発表されている外資系のJWマリオットホテルに加えて明日香村には星野リゾートが開業予定。 奈良公園の一角では超一等地2ヶ所がホテル用地として県から貸し出されるほか、監獄ホテルが誕生する可能性もあります。

2017年はそれらが一気に具体化する1年になるでしょう。現地写真を含めてレポートします。



星のや明日香(仮称)

星野リゾートが明日香村に進出!そのニュースを見た時は小躍りしました。 星野リゾートには絶対に明日香が似合う!と以前から強く確信していたからです。

石舞台古墳や高松塚古墳、飛鳥寺といった名所旧跡と長閑な田園風景が調和する地において ホテル建設地と目されているのは近鉄飛鳥駅(←単線です)の西側に広がる丘陵地帯。 現在は荒れ野ですが周辺は人家が少なく山に囲まれているので星のやのコンセプトを活かすにはうってつけの場所といえるでしょう。

星野リゾートは「リゾナーレ」「星のや」「界」などのホテルブランドを展開していますが、明日香の新ホテルは軽井沢や竹富島と同じ最高ランクの「星のや」 となる可能性が高いと思います。

吉城園周辺地区保存管理・活用事業

2体の金剛力士像が並ぶ東大寺南大門から徒歩5分、興福寺からも徒歩5分。 奈良観光においてこれ以上無い超一等地にもホテル誘致計画が出ました。

現在、奈良県知事公舎や庭園の吉城園(よしきえん)、国際奈良学セミナーハウスなどがある3万m2超の敷地を既存の建物、庭園を活かしつつ整備します。

宿泊施設に求められる1室の平均客室面積は50m2。 外資系高級ホテルレベルを要求する辺りに奈良県の自信がうかがえます。 しかし、その条件も全く過剰ではない。そう思えるほどの素晴らしい立地です。

高畑町裁判所跡地保存管理・活用事業

奈良県による怒涛の発表は続きます。上記計画から10日も経たぬうちに奈良公園の一角、 志賀直哉など多くの文化人に愛された高畑エリアへの高級リゾートホテル誘致案を出しました。

浮御堂(鷺池)と広大な緑地である飛火野に隣接した超絶立地です。敷地内に残る庭園遺構も再整備。 ホテルに宿泊しそれらを庭のごとく散策できるなんて贅沢の極みでしょう。 早朝には飛火野の鹿寄せホルンが聞こえてきたりして…。※地元を中心にして反対運動も展開されています

JWマリオットホテル奈良

世界的ホテルチェーンのマリオット・インターナショナルが展開する最高級ブランドのひとつ「JWマリオット」 を冠した日本で初めてのホテルです。奈良県初の外資系ホテルでもあります。 今回紹介する中で唯一、計画が具体化していて2020年の開業も決まっています。

前述3つはおそらく10室から50室以下だと思いますがココは150室! 新大宮の国際化が進みそうです。ただ、立地はハッキリ言ってビミョー。 平城宮跡に近いですが、眺めたり散策できる距離ではありません。 アクセスも…ですが、県は近鉄に対して平城宮跡のど真ん中を突っ切っている線路をホテルに面した大宮通り地下に移設するよう訴える方針を示しています。 実現すればアクセスは大きく改善されます。※画像は森トラストの発表資料より

旧・奈良監獄

明治の五大監獄のひとつ、奈良少年刑務所(旧・奈良監獄)が2016年度末に閉鎖されます。 往時の姿をそのまま残す煉瓦造りの建物は雰囲気たっぷりで重要文化財への指定も決まっています。 今後の具体的な活用方法は未定ですがホテルや博物館への転用が見込まれています。

世界でも珍しい監獄ホテルの誕生ともなればSNSでの拡散は必至。 日本人のみならず外国人観光客の集客に大きく寄与することでしょう。 ココに関してはあまり高級路線は目指さずたくさんの若者を迎え入れて欲しいですね。 奈良を代表する名所になる可能性を秘めていると思います。


インバウンドで活況を呈する日本ですが特に大都市部は飽和状態に近いと感じています。 どこに行っても人、人、人。世界観光地ランキングで1位だった京都が順位を落としたのはそのあまりの混雑ぶりと無関係ではないでしょう。

一方、奈良は多くの観光資源に恵まれながら比較的空いていて雰囲気も異なっています。 外国人の目が奈良の鄙びた魅力に向く日はそう遠くない気がします。 高級ホテルの進出が「大人の奈良旅」のキッカケとして作用すれば嬉しいですね!料金的に私は泊まれないでしょうけどね!!