京大のiPS細胞研究所「CiRA」を見学してきました

国際競争で遅れをとり閉塞感が漂いまくっている日本に差す一筋の光明。
生命科学界、産業界、そして国民の期待を一身に背負うiPS細胞の研究拠点「CiRA(サイラ)」を見に京大まで行ってきました

iPS細胞研究所「CiRA」

「CiRA」の研究棟は京大の吉田キャンパスの薬学部内に建設されました。 入口脇のプレートも設置ほやほやです

iPS細胞研究所「CiRA」

私が通っていた大学は文系、理系のキャンパスが別々だったので、よく考えてみると理系のキャンパスに足を踏み入れるのははじめてかも。 見るからに秀才っぽい白衣を着た学生さんがいらっしゃったり己の場違い感に戸惑いました

iPS細胞研究所「CiRA」

マンホールも京大薬学部仕様

iPS細胞研究所「CiRA」

Warning !!
違反すれば恐ろしい制裁が待っていそうな気がします。

そして、ウイルス研究所や再生医科学研究所などものものしい建物を過ぎた先にあるのが…

iPS細胞研究所「CiRA」


3月に竣工したばかりの
iPS細胞研究所「CiRA」研究棟です。

山中伸弥教授をセンター長として17名の主任研究員とスタッフ120名からスタートし 2012年には200名が在籍する研究所になります。
大きな期待を反映してか竣工時の開所式と祝賀会には川端文部科学大臣をはじめ、ノーベル賞を受賞した益川敏英名誉教授、 武田薬品の社長さん、クローズアップ現代の国谷裕子キャスターなどそうそうたるメンバーが集まったようです

iPS細胞研究所「CiRA」

もうちょっと世界にアピールするようなファサードかと思っていましたが建物は意外に普通…。でも贅沢は言ってられませんね。 ディスカッションしやすくするよう敷居をなくすなど内部は色んな工夫がとられているようです
*ちなみに事前予約した団体なら研究所内の見学が可能だそうです

iPS細胞研究所「CiRA」

「Center for iPS Cell Research and Application」
頭文字をとって
「CiRA」 です。

iPS細胞(induced pluripotent stem cells)の名付け親は山中伸弥教授ですが“ i ”が小文字なのは教授がiPod好きだったからだとか。 なんとかわいいエピソード

iPS細胞研究所「CiRA」

「CiRA」のロゴマークです。 文字を組み合わせて人型にしています。 「患者・研究者・臨床医、そしてiPS細胞の関わり」を表現

iPS細胞研究所「CiRA」

建築概要

  • 階数:地下1階 地上5階
  • 建築面積:2,177.56u
  • 延べ面積:12,018.89u
  • 構造:鉄筋コンクリート造
  • 設計者:京都大学 施設環境部 施設整備科
  • 建設費は46億円です。この他についた研究予算も日本にしては異例の額でなによりその決定スピードが早かった! iPS細胞発見の発表後、かなり早期の段階で従来の枠をこえた支援体制が検討されたようです。

    iPS細胞研究所「CiRA」

    研究棟のエントランスです。 この中で生命科学の世界最先端の研究が行われていると思うと胸が熱くなります。 もし山中伸弥教授が出てきたら…とドキドキしてました。いまや私の中では宮崎あおいと並ぶアイドルです(笑)
    科学者として優秀なだけでなく営業マンとして立ち働き、そして自ら広告塔を引き受けた山中教授に敬意を表します。

    iPS細胞の研究は医療分野への貢献はもちろん、自信を失っている日本の科学技術の誇りを取り戻す象徴となる事業だと思います。 熾烈極める国際競争を勝ち抜いて日本がイニシアチブを握ることを切に願っています。

    積貞棟

    おまけ
    京都大学医学部附属病院の新病棟「積貞棟」
    任天堂の創業者である山内溥氏の70億円もの寄付によって建設されました。