大手前に超高層庁舎?大阪府庁本館の隣に再開発計画が浮上

大阪の官公庁街である大手前エリア。その中心である大阪府庁本館は現役最古の都道府県庁舎として稼働しています。

本館は東館・西館の2棟で構成されますが、そのうちの西館の解体工事が8月初めから始まりました。敷地面積は3000m2。 解体後、当面は駐車場として使用される見込みですが、その周辺をふくめた約1万4000m2の一体的な活用が検討されているようです。

GoogleMapで大手前地区を見てみます。黄色に囲まれた部分が対象エリアで、その右端に大阪府庁西館があります。 隣接するのが(上から)旧職員会館、近畿管区警察局分館、大阪府公館。そして、細い道を挟んで議会会館が立っています。

議論の起爆剤となった大阪府庁の本館西館。建物を貫通する出入り口と郵便局があった庁舎といえばわかりやすいでしょうか。 1926年の完成で増改築を経て最近まで使用されていました。

写真右端、東館との境がぶった切られています。リニューアルが完了した東館に対して、西館の放置っぷりは可哀想なほどでした。解体は2019年3月に完了する見込みです。

続いて大阪府公館。エリア内では最も古い1923年(大正12年)の完成です。もともとは知事が暮らす大阪府知事公舎でしたが、平成になって来賓などを招く大阪府知事公館に転換。現在は様々な用途で使われる大阪府公館としてその役割を果たしています。敷地面積3000m2。

大阪府議会会館は昭和37年完成なので築50年以上が経過しています。敷地面積は2000m2。「議会会館」とは名ばかりで現在は会議室としての使用が主だそう。

L字型の平面をもつ旧職員会館。労働組合の事務局などが置かれた職員のための施設でした。現在は倉庫などとして利用されています。 昭和33年の完成で敷地面積は2000m2です。

近畿管区警察局分館は3階建ての簡素なプレハブの建物。 暫定的な仮庁舎っぽい感じです。敷地面積は一番広くて4000m2あります。

跡地利用に関しては民間企業に売却する案と大阪府がそのまま使用する案で議論が始まっているようです。

大阪城を眺望できる贅沢な立地なので、もしホテルにするとなれば最高級インターナショナルホテルの誘致が期待できそう。 南港にある咲洲庁舎からの撤退を求める声に応じれば新たな超高層庁舎の建設が必要となってくるでしょう。 いっそ、中低層階が府庁舎、上層階がホテルの複合ビルなんてのも。

ちなみに20年以上前(?)にこの付近に高さ200m超の超高層庁舎の計画があったはず。 イメージパースを見た気がするので結構具体化していたと思われます。

大正建築の大阪府公館をどうするかなどの課題もありますが、何らかの計画は進んでいきそう。 全体を一体的に開発したとすると容積率から単純計算して延べ床面積10万m2程度のビルが建設できそう。 今後の展開が楽しみです!





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