河原町通に面して1975年に竣工した多目的ビルで、市民向けのカルチャーセンターが設置され、芸術家の個展が開催されるなど京都における文化拠点としての役割を果たした。 1988年の改築後は京都初の本格的アート系ミニシアター「京都朝日シネマ」(2スクリーン)が2003年まで営業していた。
老朽化や再開発の動きを背景に、2023年頃に解体。跡地は近鉄不動産が取得し、(仮称)中京区恵比須町プロジェクトとして総戸数55戸の分譲マンションと店舗の建設計画が進められている。 竣工予定は2027年3月末。なお、朝日カルチャーセンター京都教室は、徒歩圏内の京阪四条河原町ビルに機能を移している。
昭和10年築の初代・京都朝日会館は、古都らしからぬモダン建築として話題を呼んだ。 正面大壁面の壁画が特徴で、昭和27年には東郷青児「平和と団結」に描き変えられた。