兼六園に隣接する工芸ミュージアム。愛称はいしかわ生活工芸ミュージアム。加賀友禅や九谷焼、輪島塗など県内36品目を常設と企画で示し、実演や体験も交えて産地の技を伝えている。
建物は1959年開館の旧・石川県美術館を活用したもので、谷口吉郎の設計による箱形の意匠が特徴。 1984年に現用途へ転用した。周辺に成巽閣や県立美術館が集積する。
谷口吉郎
1904年金沢市生まれの建築家。東京工業大学教授。和の意匠を現代建築に昇華し、戦後の公共・文化施設の計画に多く関わった。
代表作はホテルオークラ東京本館など。1979年没。子の谷口吉生も建築家。国際的評価も高い。