 
| 竣工年 | 1936年 | 
| 階数/高さ | 地上5階(一部6階)・地下1階 | 
| 延べ床面積 | 19,557㎡ | 
| 建築主 | 日本海電気(現・北陸電力) | 
| 設計 | 富永譲吉(構造:内藤多仲) | 
| 施工 | 戸田組(現・戸田建設) | 
桜橋通りに面して1936年に竣工した複合拠点。 2018年に本館・新館が国の登録有形文化財に登録され、近代富山を象徴する建築となっている。 富永譲吉の設計で、内藤多仲が構造設計を担当。 本館は柱形のリズムや大バルコニー、端部の丸窓が特徴のモダニズム建築で、新館も同一設計者によって統一感のある意匠となっている。
日本海電気(現・北陸電力)の本社機能にホテル(4階)や大ホール(5階)を重ね、市民の集いを支えてきた。 戦災や接収を経ても姿を保ち、現在は宴集会・レストランとオフィスが同居する使い方となっている。 路面電車の電気ビル前駅が至近、富山駅も徒歩圏。
日本海電気
1898年設立の富山電灯を起源とし、1907年に富山電気へ改称、周辺事業者の統合を経て1928年に現社名となった戦前北陸の中核電力会社。
富山県の大半と石川県能登を供給エリアとし、1941年には地域12社の自主統合「北陸合同電気」の中心となり、戦後の北陸電力の母体となった。



