2007年に開業した地上7階・地下1階の複合商業施設。 富山市が進める中心市街地活性化とコンパクトシティ政策の一環として整備された。総事業費は約123億円。 公共広場「グランドプラザ」との連携や、路面電車環状線の整備など、交通・文化・商業が融合する都市空間の再生が図られた。
戦後の商業の中心地として栄えてきた総曲輪エリアの中核をなす。 周辺には老舗店舗や映画館、公共施設などが集積し、現在も市民の回遊性を高める拠点として機能している。
館内には核テナントとして大和富山店が入り、1~6階で百貨店営業を展開。7階は紀伊國屋書店、他フロアにはスターバックスやファッション、時計宝飾、カフェ、美容など多様な専門店が入居する。 全天候型広場「グランドプラザ」と隣接しており、イベント・交流の場とも連動した設計が特徴。
大和富山店は、2022年度に百貨店売上高約166億円を計上し、北陸エリアでは金沢の香林坊大和に次ぐ水準を維持している。
大和
1900年(明治33年)に金沢市で創業した老舗百貨店で、現在は香林坊店と富山店の2店舗体制。
富山店は1955年に開設。開業当初は現在地近くの西町に位置しており、2007年の再開発事業に伴い現在の総曲輪フェリオに移転した。