富山市西中野町の城址公園跡地に、置県100年記念事業の主要施設として建設された。 20世紀以降の近現代美術を中心に、ピカソ、シャガール、ルオーなどの作品に加え、13,000点超のポスターや200点以上のデザインチェアを所蔵した。
建物は日本総合建築事務所が設計し、前川國男が監修。1982年にBCS賞を受賞した。 中央に設けられた直径14.4mの円形吹抜空間が特徴で、1階展示室には直径6mの円形回転式せり舞台も設けられていた。
2017年、老朽化および収蔵作品の保管環境改善の必要性から、富岩運河環水公園内に新築された富山県美術館(TAD)へ機能を全面移転。それに伴い富山県立近代美術館は閉館・解体された。