JR福井駅の北東約500メートル、日之出地区に本社を構える路線バス・貸切バス事業者。 1941年に設立された丸岡自動車株式会社(後の丸岡バス)を前身とし、戦後は福井市内および嶺北地域を中心に路線網を拡充。 通勤・通学など生活路線の担い手として地域交通を支えてきた。
2000年4月、親会社であった京福電気鉄道の福井地区バス事業を、248両のバス車両とともに譲受。 丸岡バスから現社名に改称し、本社を丸岡市から福井市に移転した。
京福電鉄は福井県内で越前本線・三国芦原線などを運行していたが、2000年以降に相次いだ列車衝突事故を契機に安全性への懸念が高まり、2003年に鉄道事業から撤退。 地域の強い存続要望を受け、福井県と沿線自治体が第三セクター「えちぜん鉄道」を設立し、同年に事業譲渡が完了している。