旧紡績工場の赤レンガ倉庫などを改修し、1996年に開村した市民芸術の拠点。 演劇工房、音楽工房、美術工房の3施設に加え、広場やレストランを備え、歴史的建築と現代文化が融合する空間となっている。 グッドデザイン大賞最優秀賞、日本建築学会作品選奨、中部建築賞、公共建築賞、JIA25年賞など数多くの建築賞を受賞。事務所棟は登録有形文化財に指定されている。
年間利用者は約20万人にのぼり、市民ディレクター制度による自主運営「アクションプラン」が活動を支えている。 アクセスはJR金沢駅西口から徒歩約15分、北陸鉄道バス「大豆田」停留所から徒歩約5分、タクシーでは駅から約5分となっている。
大和紡績金沢工場
1919年に操業を始めた金沢紡績の工場が源流。浪速紡績、錦華紡績金沢本店工場を経て1941年、3社合併によって大和紡績が誕生して以降は、同社金沢工場として稼働した。
戦時中はパラシュートなどを製造したが、戦後に紡績工場として復興。主力製品は綿糸だった。1993年に操業を停止。同年に金沢市が取得した。