旧東芝工場跡地を再開発した大型商業施設で、JR川崎駅西口に直結。ビックカメラや多様な専門店、シネマ、フィットネスなど300以上の店舗が軒を連ねる。 開業翌年度(2007年度)の売上は637億円。 2018年度にはビックカメラ売上を除き953億円に達し、三井不動産施設では最大かつ単体ショッピングセンターとして全国1位の売上高を記録した。
山下設計とリカルド・ボフィルが外装をデザインし、大屋根の下にはステージや芝生の広場が配されて開放感ある構成となっている。 ラゾーナの語源は「Lazo(絆)」+「Zona(地域)」。 当初は三井不動産の商業ブランドである「ららぽーと」を採用する予定だったが、市長の要望で全国でここだけの固有ブランドで命名された。
東芝堀川町工場
1908年に東京電気(現・東芝)が川崎市の企業誘致に応じて操業を開始した製造拠点で、1945年に「堀川町工場」と改称。
タングステン電球や蛍光ランプ、ブラウン管、X線管、半導体など社会生活に関わる各種電機製品を製造し、約100年にわたり製造・技術開発の拠点として機能した。
1999年9月に生産を終了し、2000年3月に閉鎖。