1959年に川崎市川崎区富士見町で開館した県立の専門図書館で、科学技術・工学・産業技術分野に特化した蔵書構成を特徴とする。 中小企業や技術者の支援を目的に、特許・規格・社史・技術文献などを収集し、工業都市・川崎の発展とともに機能を拡充してきた。
建物は1958年竣工で、神奈川県営繕課と創和建築設計事務所の設計による。 防音性を考慮した二重壁構造が採用され、神奈川県建築コンクールにも入賞している。
老朽化と再整備方針を受け、2018年に高津区のかながわサイエンスパーク(KSP)西棟へ移転。 専門図書館としての機能は継承された。旧図書館はその後解体されている。