名鉄岐阜駅前に立つ十六銀行の本店ビル。創立100周年である1977年の竣工で、当時は岐阜市内で一番高いビル(軒高42m)だった。
2025年、岐阜市旧市役所跡地において本店移転プロジェクト「16FGオフィス&パーク」の建設に着手。 地上7階地下1階、延床面積約37,500㎡の複合ビルで、1~3階には地域向け施設、4~7階には本部・グループ各社のオフィスを配置。 創立150周年となる2027年7月竣工、同年10月の開業を見込む。
16FGオフィス&パーク完成予想図
十六銀行
1877年に国立第百十六銀行として設立され、1896年に株式会社十六銀行へ改組した。
戦後は合併を重ねて規模を拡大。1970年代以降は愛知県にも進出し、東海地方を地盤とする広域地方銀行となった。
2024年3月期の総資産は約6.2兆円、店舗数は約150店にのぼり、岐阜・愛知を中心に強固な営業基盤を持つ。
現在も創業時のナンバーを残す数少ない銀行となっている。
岐阜県の産業
岐阜県は繊維産業を中心に発展し、特に美濃・西濃地域ではアパレルや化学繊維が盛ん。
美濃和紙や刃物など伝統産業も根強く、関市の刃物は世界的に知られる。
東濃では陶磁器、美濃焼の産地として栄え、飛騨地域は林業や家具製造が特色。
近年は自動車関連産業の集積も進み、航空機部品や精密機械など先端分野との融合も見られる。