精密機器メーカー大手のセイコーエプソンの本社は、長野県の諏訪湖畔に所在する。 4万m2超の敷地に、地上7階建ての管理棟を中心に多数の建物が立ち並ぶ。 本店所在地は東京都新宿区にあるが、実質的な本社機能は諏訪市に置かれる。
セイコーエプソン
セイコーグループ中核3社の1社。服部時計店(セイコー)に端を発する大和工業として1942年に設立。
後継会社の諏訪精工舎とエプソンが1985年に合併し、セイコーエプソンが誕生した。
プリンティングソリューションや情報関連機器、マイクロデバイスを核に、グローバルに事業を展開している。
時計事業の売上比率はわずかとなっている。
年 | 製品 | 一言メモ |
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1956 | セイコーマーベル | セイコー初の独自設計機械式。諏訪精工舎が開発し、のちのエプソンの時計事業の基盤となった中三針モデル。 |
1968 | EP-101 | 世界初のミニプリンター。“EPの息子”→Epsonの語源に。 |
1980 | MX-80 | 9ピンのドットインパクト。小型軽量で世界的ベストセラー。 |
1982 | HX-20(HC-20) | 世界初のノートサイズ携帯コンピュータ。A4サイズ・バッテリー内蔵。 |
1994 | Epson Stylus Color | 720dpiのカラーインクジェット。Micro Piezoで高画質化。 |
1994 | ELP-3000(3LCD) | 小型・高輝度のプロジェクター。翌年に単一機種で世界シェア約3割の実績。 |
1996 | Stylus Photo(PM-700C) | 6色インクで写真画質を切り開いたヒット。 |
2010 | L100/L200(インクタンク) | 世界初の内蔵大容量インクタンク機。低ランニングで新興国中心に普及。 |
2015 | PaperLab | 世界初の“乾式”オフィス製紙機。使用済み紙をオフィス内で再生。 |