藤森照信が手がけた茶室で、諏訪湖の漁船「泥舟」をモチーフに造形した。 4本の支柱からワイヤーで吊るす構造により、地上約3.5mに浮かぶような外観を特徴とする 2010年に茅野市民館におけるワークショップで市民らと共に制作し、2011年に藤森照信のデビュー作「神長官守矢史料館」の近接地に移設された。
藤森照信
長野県茅野市出身の建築史家・建築家で、東京大学名誉教授。
日本近代建築史の研究者として活躍後、1991年に「神長官守矢史料館」で建築家デビュー。
自然素材を用いた独創的な建築で知られ、「高過庵」「空飛ぶ泥舟」「ラ コリーナ近江八幡」などが代表作。
設計と施工を一体化し、市民参加型の建築づくりを推進。日本建築学会賞や日本芸術院賞など受賞多数