山梨県庁別館

山梨県庁別館


山梨県庁別館 データと概要

竣工年:1930年
高さ:地上3階・地下1階
延べ床面積:6135㎡
建築主:山梨県
設計:佐野利器(構造設計指導)+県建築係
施工:清水組ほか

山梨県庁別館は、1930年(昭和5年)に旧本庁舎として竣工した鉄筋コンクリート造3階建の歴史的建築物で、現在は県庁の別館および文化施設として活用されている。 設計には日本の耐震構造の先駆者・佐野利器が関与し、施工は清水組が担当。 外観は「山」の字を象った左右対称の構成で、塩山産花崗岩や愛知県産タイル、濃緑色陶瓦など地域資材を用いた意匠が特徴。 内装には道志産大理石や楢板張りの床、折上げ格天井など和洋折衷の装飾が施され、昭和初期の建築美を今に伝える。

戦災を免れ原形を保った希少な近代建築として、2009年に山梨県指定有形文化財に登録。 2015年には耐震改修とともに「山梨近代人物館」が開館し、県ゆかりの偉人50名の功績を紹介する展示施設として再整備された。 旧知事室や旧正庁は創建当時の調度品を復元し、格式ある空間として一般公開されている。 現在では行政機能に加え、観光・教育・撮影ロケ地など多目的に活用され、県政と建築文化を象徴する施設として重要な役割を果たしている。

  • 山梨県庁別館2
    2.
  • 山梨県庁別館3
    3.
  • 山梨県庁別館4
    4.
    • 写真2玄関ロビー

山梨県庁別館の地図とアクセス

最寄り駅【駅出口】からの所要時間

Yahoo!地図情報より

甲府[南口](5分) 金手[出口](13分) 善光寺[出口](25分)

所在地

山梨県甲府市丸の内1丁目6-1

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