山梨県庁の敷地内に建つ山梨県議会の本会議場棟で、1930年に竣工した歴史的建築物。 県職員の設計により建てられ、当時の構造設計の第一人者・佐野利器の指導を受けたとされる。 左右対称の意匠と木質内装の議場が特徴で、戦前に建てられ現存する数少ない地方議会議事堂のひとつとなっている。
戦災を免れた建物として、2009年に国登録有形文化財に指定。2010年代には耐震補強や内装保存改修が行われた。 現在も山梨県議会の本会議場として現役で使用されており、議長室や図書室、控室を備えた議会機能の中枢を担う。
山梨県議会
1878年設置の府県会を前身として、1947年に設置された。
議員定数は37名。年4回の定例会のほか、必要に応じて臨時会も開催される。