竣工年 | 1990年 |
階数/高さ | 地上4階・地下2階 |
延べ床面積 | 22,432㎡ |
建築主 | 水戸市 |
設計 | 磯崎新アトリエ |
施工 | 鹿島建設・三井建設・安藤建設・昭和建設・葵建設工業・大成建設・竹中工務店・東鉄工業・阿久井工務店 |
国道50号の少し北側、五軒町の文化ゾーンに立つ複合文化施設。水戸市の市政百周年記念事業として1990年に開館した。 コンサートホール、劇場、現代美術ギャラリーを備え、広場には高さ100mのシンボルタワーがそびえる。 磯崎新アトリエの設計で、BCS賞とJIA25年賞を受賞している。
2011年の震災で被災したが、復旧工事をへて事業を継続。最寄りは「泉町1丁目」バス停で、水戸駅からの所要はバス約10分+徒歩約2分。 周辺には京成百貨店や水戸市民会館が並び、中心市街地の回遊拠点となっている。
シンボルタワーの意味合い(要点)
記念性 | 水戸市制100周年に合わせて高さ100mとした記念塔。 |
象徴性 | 稜線が三重らせんを描き、継続的な成長・発展を象徴。 |
構造・幾何 | 正四面体を積層し、稜線のねじれで形態を生む幾何学的造形。 |
素材・外装 | 三角パネルをチタンで覆い、未来的イメージと耐久性を志向。 |
磯崎新
日本を代表する建築家であり、ポストモダン建築の旗手。丹下健三に師事し、都市と建築の関係を問い続けた思想家でもある。
代表作に「つくばセンタービル」「ロサンゼルス現代美術館」などがあり、国際的に高く評価。
2019年には建築界のノーベル賞と称されるプリツカー賞を受賞している。