パチンコホール店舗を中心に展開した金馬車(現・アンダーツリー東京)の本社ビルとして1997年に完成。 金馬車創業40周年・新本社ビル竣工記念式典が同時に開催された。
地元・日立市出身の建築家、妹島和世による設計で、作品名「K社本社屋」として知られる。 妹島は活動初期、金馬車のパチンコ店舗をいくつか手がけており、特に同社1号店を改装した「パチンコパーラーI」(金馬車日立銀座店)は1994年商環境デザイン大賞を受賞している。
金馬車は2015年に会社更生手続を経てアンダーツリーの傘下に入り、社名をアンダーツリー東京へと変更。2017年には東京・八重洲に本社を移転している。 旧本社ビルは現在も日立市内に残るが、目立った活用は確認されていない。