広島市中区の官庁街に立地する地上43階・高さ166mの超高層複合施設で、2004年竣工。 広島グランドホテル跡地に建設され、低層に商業・医療・フィットネス施設、中層にオフィス、高層12階から43階に分譲マンション(295戸)を配置。 施主であるアーバンコーポレーションもかつて本社を構えていた。
設計は坂倉建築研究所らが担当し、「建築の中に都市を創る」というコンセプトのもと、公開空地や貫通通路など都市的要素を内包している。 白を基調とした外観はシンプルながら、セットバック構成により都市景観に配慮。 第10回ひろしま街づくりデザイン賞 2005-2006 街並み部門を受賞している。
アーバンコーポレーション
1990年に広島市で創業された不動産会社で、マンション分譲から老朽ビル再生・不動産流動化事業へ転換。
2000年代に急成長を遂げ、東証一部上場・海外展開・連結売上高約2,400億円に達するが、資金調達の不透明性や市況悪化により2008年に民事再生法を申請。2013年に解散した。