新潟市中央区柳島町に位置する昭和初期の銀行建築で、1927年(昭和2年)に竣工。 新潟市公会堂などの実績がある建築家・長谷川龍雄が設計した。
外観は花崗岩貼りで石造風に仕上げられ、正面にはイオニア式列柱4本とアーチ型窓を配した古典主義様式が特徴。 内部は吹き抜けの営業室、大理石のカウンター、漆喰仕上げの天井、ラワン材の板壁など、昭和初期の意匠が保存している。
2003年、中央区柳島町から現在地へ移築・復原され、国の登録有形文化財に指定。 現在は「みなとぴあ新潟市歴史博物館」の一部として公開され、イベントや撮影などで暫定利用も可能となっている。