宍道湖畔に1999年に開館した県立の美術館。設計はメタボリズム建築を牽引した菊竹清訓。 チタン製の大屋根や湖に面した広大なガラス面、「なぎさ」を象徴する造形など、建物自体が風景と一体化するよう工夫が施されている。
宍道湖の夕日を望める展望スペースも設けられており、特に3~9月には日没後30分まで開館し、自然とアートが交差する体験が可能となっている。 2004年には公共建築賞特別賞を受賞。天井の耐震補強や設備更新などの大規模改修を経て、2022年6月にリニューアル開館となった。
宍道湖
島根県東部に位置する汽水湖で、面積は約79km2。
淡水と海水が混じり合う環境により、シジミをはじめとする多様な水産資源に恵まれる。
湖畔には松江市街が広がり、夕日の美しさは「日本の夕日百選」にも選ばれている。