十八銀行は長崎県トップシェアの金融機関。 市内有数の繁華街である銅座町に本店を構えている。 出島に隣接しており長崎新地中華街が近い。
連結総資産額は2兆7811億円(2015.3)と地方銀行でも全国中位の規模。県内を中心に100店舗を展開する。 2017年、ふくおかフィナンシャルグループと経営統合する方針で、同グループ傘下である親和銀行(本店:佐世保市)との合併を見込んでいる。 両銀行は県北部と南部とでシェアを分けあってきたが近年は競争が激化していた。
同銀行は1877年、全国で18番目の銀行「第十八国立銀行」として設立。 1890年、定期航路が開設されたばかりの朝鮮国仁川に第1号支店を出店した。 1897年から現商号。
銅座川と中島川の合流地点を本店に定めたのは1889年で当初は2階建ての瀟洒な洋館だった。 1969年に現本店に建て替えた後、1997年に扇型の新別館(設計:日建設計)を増築している。 3階には同行の歴史などを紹介する史料展示室(事前予約制)がある。