博多駅そばに立つ大型オフィスビル。 上層階に九州旅客鉄道(JR九州)が本社を構えるほかワコールや積水ハウスなどのオフィステナントが入居。 1階はコンビニやドトールコーヒーなどが入る店舗フロアになっている。
JR九州は1987年の国鉄分割民営化に伴って発足。九州全域に22路線、2273kmの路線網をもつ。 近年はクルーズトレインの「ななつ星in九州」や「或る列車」「ゆふいんの森」など特色のある観光列車を相次いで投入して話題を集めている。
JR博多シティといった駅ビルやマンションの不動産事業、さらに流通外食や建設まで事業の多角化。 営業収益に占める鉄道運輸収入以外のシェアは6割を超え、今後さらに比率を高める方針を示している。 経営基盤が脆弱な“JR三島会社”の一角だったが積極的な姿勢が功を奏して2016年10月25日に株式上場を果たした。