石舞台古墳や高松塚古墳、飛鳥寺といった豊富な歴史遺産を有する明日香の地。 そこに「星のや」など特色ある高級宿泊施設を展開する星野リゾートが進出を計画している。 2016年末、同社と明日香村がホテル建設に向けた「パートナーシップ協定」を締結。 今後、用地取得や建設を協力して推進していく。
計画地となったのは近鉄飛鳥駅の西側に広がる真弓丘と呼ばれる丘陵地帯。 古墳や農村集落が点在する長閑なエリアだ。車でのアクセスも困難な地区だったが、新たな道路の整備が進んでいる。
明日香村は村全体が古都保存法の適用範囲で景観法、風致地区条例などの規制を受ける。 そのためホテルは景観を乱さないような低層分棟型で開発。客室数は50室以下となる見込み。 開業は早くても2020年以降になる。