金魚の町として有名な大和郡山市の市役所庁舎。 町のシンボルである大和郡山城そばに立地している。 人口は9万人弱で生駒市に次ぐ県内第4位。
周辺の町村を編入し、大和郡山市制が施行されたのが1954年。 庁舎はその8年後に完成し1977年に西側を増築している。 分離派として知られた山田守による設計。同氏は日本武道館や旧・東京中央電信局、萬代橋などを手がけている。
市役所前にある堀を渡る「百寿橋」は2016年に土木学会選奨土木遺産に認定。 高欄の意匠等が評価された。現在の橋は2代目で1936年からこの場所に架かっている。 かつては生駒郡役所(郡山町役場)の正面玄関に向かってまっすぐに伸びていた。