旧秋田商会ビル

旧秋田商会ビル


旧秋田商会ビル データと概要

竣工年:1915年
高さ:地上3階
建築主:秋田商会
設計:西澤忠三郎
施工:駒井組

1915年に竣工した鉄筋コンクリート造の建物は、当時の秋田商会が社屋兼住宅として建設したもので、国内最初期の事務所建築とされる。 JR下関駅からバス7分「唐戸」下車、徒歩1分の立地。1階は洋風の事務空間、2、3階は書院造の和室住宅で構成され、屋上には庭園と離れ座敷が設けられている。

内部には可動式の和風シャンデリア、華やかなタイル装飾の浴室・トイレ、小型エレベーター(ダムウェーター)など、当時の最新設備が導入されていた。 設計は西澤忠三郎、施工は大阪の駒井組が担当。現在は1階が観光情報センターとして利用されており、2、3階の和室も見学可能。屋上は非公開。 建物は下関市指定有形文化財に登録されており、関門海峡の歴史的建造物群の一つとして保存・活用されている。 周辺には旧英国領事館、唐戸市場、海響館などの観光施設が集積しており、地域の歴史と文化を体感できる拠点となっている。

同じく1915年竣工の建物として孫文記念館(兵庫県神戸市)、広島県産業奨励館(現・原爆ドーム)などがある。

  • 旧秋田商会ビル2
    2.
  • 旧秋田商会ビル3
    3.
  • 旧秋田商会ビル4
    4.
    • 写真21階の事務空間。秋田商会は木材・食料商社および海運業を営んでいた
    • 写真3屋上の離れ
    • 写真4住居空間の和室
  • 旧秋田商会ビル5
    5.
  • 旧秋田商会ビル6
    6.
  • 旧秋田商会ビル7
    7.
    • 写真5塔屋への螺旋階段
    • 写真6塔屋内部
  • 旧秋田商会ビル8
    8.
  • 旧秋田商会ビル9
    9.
    • 写真8左は下関南部町郵便局庁舎。1900年竣工の現存最古の郵便局舎
    • 写真9方位を示す文字飾りがある避雷針

旧秋田商会ビルの地図とアクセス

最寄り駅【駅出口】からの所要時間

Yahoo!地図情報より

下関駅(JR在来線)-27分 関門海峡めかり駅(平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線)-40分 ノーフォーク広場駅(平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線)-43分

所在地

山口県下関市南部町23-11

周辺建物リスト







超高層ビルGallery


 トップ
◆写真の使用について (c)2006-2020 bb-building.net
※現況と異なる場合があるので最新情報は公式サイト等でご確認下さい