福田正義の思想と業績を顕彰する目的で設立された文化施設。 JR下関駅からバス8分、唐戸バス停から徒歩5分の立地で、運営母体である長周新聞社の本社が同居する。同紙は、福田が創刊した週3回刊行の地方紙であり、現在も「人民に奉仕する」編集方針を掲げて活動している。
館内には、戦前・戦後の社会運動、文学、教育、平和活動などに関する膨大な資料が収蔵されており、福田が関わった人物や運動の記録が展示されている。 特に原爆詩人・峠三吉や詩人・礒永秀雄の資料、金子みすゞの詩などが常設展示されており、地域文化と社会運動の接点を示す内容となっている。
3階には専門的な研究にも対応可能な図書資料室があり、映画・音楽鑑賞設備も整備されている。 記念館は市民の拠金によって建設・運営されており、入館料は無料だが維持費として任意のカンパが求められる。