2000年に高松市番町に完成した地上22階・地下2階の高層庁舎。県政の中枢機能を集約し、中央コア構造によって各階に柔軟な執務空間を展開する。 1階には県民サービス窓口や展示スペース、21階には瀬戸内海や高松市街を望む展望室を設置。耐震・制振構造や環境配慮型設備を導入し、当時の地方庁舎としては先進的な設計が採用された。
隣接する旧本館(現・東館)は丹下健三によるモダニズム建築で、渡り廊下を介して本館と連携。 垂直性を強調する本館と水平性を意識した東館が対照的な構成をなし、香川県庁舎群として都市景観との調和を図っている。
香川県
2025年8月時点の推計人口は約90万人。古代の令制国「讃岐国」に由来し、江戸期には高松藩が統治。瀬戸内海に面し、小豆島など多島海の景観を持つ。讃岐うどんの本場として知られ、オリーブやハマチの養殖も盛ん。
瀬戸大橋により本州と陸路で接続され、交通・経済面でも岡山県との結びつきが強い