| 竣工年 | 1990年 |
| 階数/高さ | 地上14階・地下3階/70m |
| 延べ床面積 | 18,409㎡ |
| 建築主 | 福武書店(現・ベネッセホールディングス) |
| 設計 | 日建設計 |
| 施工 | 鹿島建設・大本組 |
岡山駅から北東へ1.5km、南方3丁目に立つベネッセグループの本社ビル。 1990年に「福武書店本社ビル」として竣工した。 日建設計が設計し、BCS賞および日経ニューオフィス賞通産大臣賞を受賞、岡山を代表する企業本社のランドマークとして知られている。
公開空地を“街の公園”として計画し、地階~低層部をギャラリーや国吉康雄コレクション資料館として地域に開きつつ、上層をオフィスとする構成。 オフィスは3~14階に置かれ、上下階をつなぐ動線で“語らい”を促す内部構成となっている。 外構には備前焼の大型陶板を用いている。
ベネッセコーポレーション
ベネッセグループの中核事業会社。本社は岡山市。通信教育「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」を主力に、学校向け教材・模試、学習ICT、教育メディアを展開。親会社はベネッセホールディングス。
ベネッセの企業メセナ(主要トピック)
| 取り組み | 分野 | 説明 |
|---|---|---|
| ベネッセアートサイト直島(直島・豊島・犬島) | アートによる地域創生 | ベネッセHDと福武財団が協働し、島全体で恒常的な美術館・屋外作品・宿泊施設を展開。 |
| ベネッセ賞(Benesse Prize) | 現代美術支援 | 1995年創設。2016年以降はシンガポール・ビエンナーレの公式賞。2022年はHaegue Yangが受賞。 |
| 瀬戸内国際芸術祭との協働 | 文化イベント支援 | 会期中は直島などの一部施設がパスポート対象に。総合プロデューサーを務める福武總一郎の活動と連動。 |
| 公益財団法人ベネッセこども基金 | 子ども・学び支援 | 2014年設立。困難を抱える子どもの学び環境整備・助成・寄付等を実施。 |
| 直島新美術館(Naoshima New Museum of Art) | アジア現代美術の拠点 | 2025年開館。安藤忠雄設計。ベネッセアートサイトの一環としてアジアの作家に焦点を当てる。 |


