| 竣工年 | 1922年 |
| 階数/高さ | 地上2階 |
| 延べ床面積 | 2,464.32㎡ |
| 建築主 | 日本銀行 |
| 設計 | 長野宇平治・佐藤建築事務所・岡山県設計技術センター(改修) |
| 施工 | 藤木工務店・大本組(改修) |
岡山城二之丸跡に建てられた日本銀行岡山支店本館を保存活用した公共ホール。 1922年竣工の本館は、煉瓦造・石造2階建で、正面にエンタシス柱とコリント式柱頭、三角ペディメントを備える古典主義意匠を特色としている。 1987年の支店移転後に岡山県が取得し、2005年に耐震補強と内装改修を経て再生開館した。
設計は長野宇平治、改修は佐藤建築事務所と岡山県設計技術センターが担当し、再生Ⅱ期として2011年に金庫棟をギャラリーやスタジオへ改修している。 ホールは最大298席のレイアウトフリー。 公文庫カフェやワークルームを併設し、地域の芸術・文化の創造拠点となっている。
文化庁の登録有形文化財に指定され、保存再生の取り組みはBELCA賞(2006年度)と日本建築学会賞(2012年)の評価を得た。 路面電車「県庁通り」電停に近接している。

