| 竣工年 | 1923年 |
| 階数/高さ | 地上3階 |
| 延べ床面積 | |
| 建築主 | |
| 設計 | |
| 施工 |
1923年に岡山の禁酒運動の拠点として建てられた木造3階建の洋風建築。 戦災を免れた数少ない近代建築として都市景観に寄与し、2002年に国の登録有形文化財となった。
外観はドイツ壁風と白タイル張を組み合わせ、垂直性を強調する意匠が特徴となっている。 屋根は寄棟・スレート葺で、3階部分を腰折れ風に処理する構成。 開館当初は食堂・集会場・簡易宿泊を備え、講演会や展覧会の開催など禁酒運動の活動拠点として機能した。
現在は一般財団法人が管理し、貸室やギャラリー等に活用されている。 道路向かいには岡山シンフォニービルが立つ中心エリアに立地する。
禁酒運動
19~20世紀に米英を中心に広がった飲酒の抑制・禁止を求める社会運動。
背後にキリスト教系の倫理観と公共衛生・貧困・家庭内暴力対策の発想がある。
米国では1920~33年に禁酒法を実施。日本でも明治末~大正期に婦人禁酒会などが活動した。








