| 竣工年 | 1914年 |
| 階数/高さ | 地上2階 |
| 延べ床面積 | 172.7㎡ |
| 建築主 | 村井銀行 |
| 設計 | 吉武長一 |
| 施工 | 清水組(現・清水建設) |
“たばこ王”として知られる村井吉兵衛が興した村井銀行の支店として1914年(大正3年)に完成した。 設計は吉武長一で、前年には村井銀行本店(東京日本橋、1913)を手がけている。 七条通北側、東中筋通との角に立つ。
正面にドリス式の列柱を据えた古典主義の外観で、金庫室など当初意匠が残る。 戦後は生命保険の拠点として使われ、その後は飲食やギャラリーへ転用された。 2017年に「京都を彩る建物や庭園」認定、近年はアートスペース「京・ART」として使われる。
村井財閥
村井吉兵衛が煙草事業の補償金を元に創立した村井銀行を中核にして、鉱山や石油、製糸、貿易など多角的事業を展開。
村井財閥を形成したが、1927年の金融恐慌で村井銀行が倒産し財閥は解体した。








