| 竣工年 | 1920年 |
| 階数/高さ | 1階 |
| 延べ床面積 | 72.6㎡ |
| 建築主 | 妹尾銀行 |
| 設計 | 池田豊太郎 |
| 施工 |
大正9年、津山市に本店を構えた妹尾銀行の支店として建てられた和洋折衷の歴史的建造物。 津山市街地の東側エリア(旧・苫田郡林田村)に立地しており、旧出雲街道側に神社仏閣風の檜造りの本館、背後に石造金庫棟と赤レンガ倉庫棟を配する。 釘を1本も使わないの豪華な造りで、当時7万円の巨費をかけたと伝わる。 塀、中庭などにもレンガが用いられている。
妹島銀行は昭和11年に第一合同銀行と合併、さらに中国銀行津山東支店となり、1975年まで銀行として使われた。 その後は津山市が所有し、津山洋学資料館として活用。2018年にPORT ART&DESIGN TSUYAMAに再生された。 1992年に津山市重要文化財、2024年に岡山県指定重要文化財となった。
妹尾銀行
明治32年設立の「二六貯金銀行」が前身。
妹尾与志夫が営業権を譲り受けて普通銀行の「普通銀行」に転換・改称後、実弟の妹尾順平が引き継いで明治43年に「妹尾銀行」に改称した。
信用第一主義の無担保貸し出し、夜間営業などユニークな経営を行い、小銀行が乱立していた県北地域で随一の規模を誇った。
しかし、政治活動にともなう流言を受け、経営が悪化。
昭和11年、妹尾順平の学友だった大原孫三郎が代表をつとめる第一合同銀行と合併した。








