| 竣工年 | 1978年(全体完成) |
| 階数/高さ | 地上20階 |
| 延べ床面積 | 196,570㎡(住宅・商業・公益施設合計) |
| 建築主 | 広島市 |
| 設計 | 大高建築設計事務所(大高正人) |
| 施工 | 熊谷組・増岡組・鴻池組・大之木建設・間組・鉄建建設・鹿島建設・安藤建設 |
広島城と太田川にはさまれた基町一帯を再整備し、原爆スラムと呼ばれた木造密集市街地を置き換えるために整備された大規模住宅団地。 1969年に着工し、1978年までにおよそ3千戸規模の市営住宅と商店街、小学校や幼稚園などを一体で整えた。
設計は大高正人。18~20号棟は屏風のように折れ曲がった高層住棟が連続する構成で、各住戸にできるだけ均等に日照と眺望が届くよう配慮したジグザグ配置が特徴になっている。
1階にはピロティや商店街、上階には屋上庭園を設け、巨大な住棟と生活施設、公共空間をまとめてデザインした点が評価され、2013年度にはDOCOMOMO JAPANのモダン・ムーブメント建築にも選定されている。
大高正人
戦後日本の建築と都市計画に大きな足跡を残した建築家・都市計画家。前川國男事務所で東京文化会館などに携わったのち独立し、大高建築設計事務所を設立。
代表作は基町高層アパートのほか坂出人工土地、千葉県文化会館、多摩ニュータウンのモデル設計、みなとみらい基本計画など。








