| 竣工年 | 2022年 |
| 階数/高さ | 地上1階 |
| 延べ床面積 | 約44.6㎡ |
| 建築主 | 鳥飼八幡宮 |
| 設計 | 二宮設計 |
| 施工 | アスミオ. |
茅葺壁の拝殿に隣り合って立つガラス張りの小建築。 天満神社と黒殿神社の拝殿として使われ、本殿の八幡さまの分霊もあわせて祀る「光の拝殿」として機能する。 本殿・拝殿を建て替える式年遷宮時には、対拝殿がまず仮宮として整備され、本殿の御神体を一時的に遷す役割を担った。
福岡県産のヒノキやスギを用いた柱と梁の架構を、透明度の高いガラスで囲う構成になっている。 屋根の一部を大きく切り欠いて既存の松の木を避けるなど、境内の樹木と共存する計画とし、自然光だけで室内を満たす礼拝空間として設えられている。
この対拝殿を含む式年遷宮プロジェクトはJIA優秀建築選2023に選出されており、対拝殿単体も福岡県木造・木質化建築賞大賞や木の建築賞選考委員特別賞を受けるなど、現代の神社建築として高い評価を得ている。








