| 竣工年 | 2022年 |
| 階数/高さ | 地上10階・地下1階/約40m |
| 延べ床面積 | 約10,700㎡ |
| 建築主 | 九州労働金庫 |
| 設計 | 竹中工務店 |
| 施工 | 竹中工務店 |
九州一円を営業エリアとする九州労働金庫(九州ろうきん)の本店ビル。 老朽化した旧本店の建替計画として進められ、既存地下駐車場の躯体を生かしながら段階的に工事を行い、2022年に竣工。 外構改修を経て2023年にグランドオープンした。
本店営業部や統括本部、ローンセンター天神などの中枢機能が集約され、九州7県に広がる店舗網を統括する司令塔として機能している。
コンセプトは「共生創造BANK(スマートウェルネスバンク)」で、人と人、人と情報、人と自然のつながりを重視し、昭和通り側を大きくセットバックさせた公開空地や緑化テラスによって、舞鶴公園や大濠公園へと続く街並みとの一体感を生み出している。
高断熱外皮や自然採光、自然換気、高効率空調とBEMSなどの環境配慮と、既存地下躯体の再利用による省資源化が評価され、国の先導事業採択や福岡市の環境配慮制度で最高ランク評価を受ける環境配慮型オフィスになっている。
九州労働金庫(九州ろうきん)
労働金庫法にもとづく非営利の協同組織金融機関。九州7県を対象に預金や住宅・教育ローン等を提供し、本部は福岡市。2001年に7ろうきんが合併して発足。九州で約80店舗、預金残高は約2.1兆円(2025年3月末)








