環球貿易廣場 高さ484m
2010年、九龍に誕生した地上118階建ての超高層複合ビル。通称ICCビル。 地上100階部分に展望台「Sky100(天際100)」が設置されていて、香港島やヴィクトリア・ハーバーなどが一望できます。 上層階にはザ・リッツ・カールトンが入居。比較的低層のビルが多かった九龍ですがあの悪名高い啓徳空港の閉港によって高さ制限が撤廃され、急速に高層化が進んでいます。
国際金融中心・第二期 高さ415m
香港の経済の中心地である香港島・中環(Central)に聳え立つランドマークタワー。環球貿易廣場とは海峡を隔てて向かい合っています。 設計者は日本でもお馴染みのシーザー・ぺリ。香港国際空港への発着駅となる香港駅の真上に8年の歳月をかけて整備されました。 香港の超高層ビルで知名度はおそらくナンバーワン。毎夜実施されるライトアップショー「シンフォニー オブ ライツ」でも中心的役割を果たしています。
中環廣場 高さ374m
1992年の完成から1996年まではアジア最高峰、2003年までは香港で一番高い超高層ビルでした。尖塔の高さはおよそ70m。 香港の官庁街である湾仔に位置しています。46階に無料の展望スペースがあります。
中銀大廈 高さ367m
香港は現在でも風水思想が息づく街。それはビルの設計・デザインにも影響を及ぼしていて、中銀大廈(中国銀行タワー:写真左)と香港上海匯豐銀行總行大廈(HSBCビル:写真右) がお互いに"負"の気を送り合う風水戦争を繰り広げたことはよく知られた話です。
中環中心 高さ346m
国際金融中心・第二期の内陸側、中環と上環の中間エリアに立っています。ハーフミラーガラスに覆われたビル四面から三角部が突き出しているので平面形状は十六角形です。 写真はヴィクトリアピークから撮影しました。
如心廣場 高さ320m
香港は大きく香港島、九龍、新界の3つの地域に分かれています。 新界は九龍のさらに北に広がるベッドタウンで、如心廣場(Nina Towers)は新界エリア最高峰ビルとして存在感を示しています。 2棟構成で主な機能はオフィスと客室数1600超のホテル「如心海景酒店(ニーナシービューホテル)」です
港島東中心 高さ298m
300以上の多国籍企業が入居するオフィスビル。ビジネス中心街から少し離れた香港島太古地区に立っていて、ビルを開発したスワイヤー・プロパティも本社を置いています。 日本一高い超高層ビル「あべのハルカス」(300m)とほぼ同じ高さです。
長江集團中心 高さ283m
香港の超高層ビルとしては珍しいシンプルな箱型で、屋根(尖塔部)を持ちません。設計者は国際金融中心・第二期と同じくシーザー・ペリ。 表向きは70階建ての建物ですが、忌み数の4がつく4階、14階、24階、34階、44階、54階、64階は存在しないので実質は63階建て。 総従業員26万人の香港最大の企業グループ、長江実業がビル事業主で、最上階には会長である李嘉誠の居宅があるのだとか
天璽 高さ270m
高さ270mのツインタワー。北棟はスターウッド・ホテル&リゾートのWホテル(客室数393)、南棟は香港で最も高いレジデンスになっています。 施設英称のCullinanはかつて南アフリカで発見された史上最大のダイヤモンド原石(3106カラット)が由来…なのかな
名鑄 高さ257m
九龍に立つ超高層複合ビル。ホテル(ハイアットリージェンシー香港:客室数384)の上層に住居フロアがあるという珍しい構成。 写真は環球貿易廣場の展望台「Sky100(天際100)」から撮影しました。
香港の超高層ビル高さTOP10 地図
香港は噂に違わぬ超高層ビルマニア垂涎の地でした。
近年は日本からのLCC路線も拡充し、香港もかなりお手軽に訪問できるようになりました(この時の訪問も燃油サーチャージ込で往復1万5000円強だったかな?)
定番のグルメや買い物に「超高層ビル巡り」を加えるのもきっと楽しいかと思います。
さて、お次は日本に対する激しいデモから1ヶ月、騒乱の記憶も新しい中国深センに陸路で向かいます