なんばスカイオ
大阪市内中心部を南北に縦断する御堂筋。その南端、大阪タカシマヤの隣に建設中なのがオフィス・商業施設などが入る「なんばスカイオ」です。 外観はほぼ完成済み。
なお「skyo」とは「世界の空(sky)」と「大阪(osaka)」の頭文字を組み合わせた造語。 関西国際空港の玄関口であることも表しています。
階数:地上31階・地下2階
竣工:2018年9月
GEMSなんば
大阪タカシマヤ向かいのマルイのそばでは飲食・物販の店舗ビルが建設中。 野村不動産グループが展開する都市型商業施設「GEMS(ジェムズ)」の首都圏外での第1号店になります。
階数:地上13階・地下1階
竣工:2018年12月
ホテルロイヤルクラシック大阪
かつてこの場所にあった大阪新歌舞伎座(設計:村野藤吾)の意匠を受け継ぐホテル計画です。 連続する唐破風が高層ビルに馴染むのか不安半分期待半分。歌舞伎座・歌舞伎座タワーも手がけた隈研吾氏の手腕に期待です。
階数:地上19階・地下1階
竣工:2019年7月
駐大阪大韓民国総領事館新築工事
1974年に完成した韓国総領事館にも建て替え計画が出ました。 立面図を見ると一部はガラスのファサード。防音対策は大丈夫でしょうか。
階数:地上11階・地下2階
竣工:2020年
心斎橋に近づくにつれ海外高級ブティックの路面店が増えていきます。 この更地はルイ・ヴィトンの仮設店舗があった場所。 土地はいまでもLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン) の所有のはずです。
隣接するPRADAの規模なら3棟は立ちそうな広さ。 取引されれば驚愕のお値段になるかと。
大丸心斎橋店本館建替計画
“心斎橋のシンボル”として歴史を刻んできた大丸心斎橋店。 ヴォーリズが設計した旧建物の一部を保存しつつ高層化します。
大丸心斎橋店は3館体制での営業でしたが本館のリニューアルオープン後、 北館の半分以上に「パルコ」が入居することが決まっています。
階数:地上11階・地下3階
竣工:2019年8月
周辺はルイ・ヴィトン、ディオールなどが並ぶ特にブランド価値の高いエリア。 以前、シャネルの路面店が入っていた敬和ビル ルフレ21には高級ジュエリーなどを扱うヴァンクリーフ&アーペルが出店準備を進めています。
Wホテル
Wホテルはマリオット系のスターウッド・ホテル&リゾートが展開する高級デザイナーズホテル。 日本初進出の地に選んだのは御堂筋でした。ラグジュアリーでありながらチャラい。そんなイメージのホテルです。
規制緩和によって御堂筋にマンションが解禁。 この場所に立つはずだった高層複合ビルがその最初の事例となるはずでした。 でもWホテルのほうがインパクトは強烈。客室数は約200で高さは100mを超える見込みです。
ザ・ビー 大阪心斎橋(仮称)
東京建物が開発する高層ビルにイシン・ホテルズ・グループ運営のホテルが入ります。 客室数は309室を予定。
階数:地上21階
竣工:2019年2月
大阪エクセルホテル東急
北御堂と南御堂を結ぶ道だったことが御堂筋の語源ですがそのうちの南御堂敷地で行われている大規模再開発。 ホール&寺院山門だった御堂会館を積和不動産関西南御堂ビルとして建て替えます。山門の機能も維持。
写真は本堂側から。積水グループが過去に大損を出す要因となった本町南ガーデンシティも写ります。
階数:地上17階
竣工:2019年10月
今夏に解体が完了した太陽生命大阪ビルの跡地。 御堂筋と中央大通の交差点に面した一等地ですが具体的な活用方法はまだ明らかになっていません。 西側隣接地ではアパグループによる917室の超高層タワーホテル計画が進行中。
御堂筋沿いに増殖していたコインパーキングは開発ラッシュで一気にその数を減らします。 北御堂斜向いの富士フイルム大阪ビル跡地が最後のひとつでしょうか。 中堅製薬会社の所有ですが土地の購入希望者が殺到してるでしょうねー。 奥には名建築として知られる輸出繊維会館(設計:村野藤吾)が見えます。
オービック御堂筋ビル
軽く10年以上は塩漬けになっていた土地もついに動きました。立派な超高層複合ビル計画が出たので待った甲斐があります。 下層階はオフィス。上層階にはロイヤルパークホテルズアンドリゾーツによるフラッグシップホテルが入ります。 写真は2016年11月に大阪ガスビル屋上から撮影。ありがとうイケフェス
階数:地上25階・地下2階
竣工:2020年1月
東武鉄道のホテル
オービック御堂筋ビルの隣もホテル。しかも東武鉄道です。 それにしても東武鉄道って関西では全然馴染みがありません。 鉄道オンチな私にはどこを繋いでいるのかさえ?? 御堂筋沿いへの進出はネームバリュー向上に一役買うことでしょう。計画の正式発表が待たれます。
三菱東京UFJ銀行大阪ビル本館
三菱東京UFJ銀行の前身である旧三和銀行本店ビルの建て替え事業もいよいよ最終段階。 裏手に建設された別館もあわせると延べ床面積7万m2を超える規模です。
階数:地上21階・地下3階
竣工:2018年3月
淀屋橋の交差点に近い低層ビル群をまとめて建て替える構想がかつてありましたがさすがに消滅しているでしょうね。 ただ大阪東銀ビルは再開発への萌芽らしきものが。
足立宝石店解体
梅田に到達すると見慣れた風景が変わっていました。 お初天神の参道入り口にあった足立宝石店が解体されています。 2011年に閉店してからずっと放置状態でした。昭和の雰囲気を色濃く残す建物だったので少しさびしくもあります。
撮り忘れを思い出してその日の夜の訪問になりました。 OSホテルと隣の日興ビルも阪急グループが将来的な再開発を計画しています。
梅田1丁目1番地計画
御堂筋の起点!阪神百貨店などを建て替える梅田1丁目1番地計画はⅠ期工事がほぼ完了しています。 2018年春に百貨店が部分開業した後に超高層棟をそなえるⅡ期工事に着手。全体の完成は2022年春頃を予定しています
階数:地上38階・地下3階
竣工:2022年春
地盤沈下する一方だと思われた御堂筋が息を吹き返した感があります。 規制緩和&インバウンドの相乗効果ですね。 具体的な発表が出ている4ホテルで計1171室。 それにWホテル、東武鉄道のホテルの数字が加わります。 オフィスストリートだった御堂筋が多様性を増すことでどんな存在になっていくか。 興味深く見守りたいと思います。