大阪ぷらぷら~中之島周辺~

「ほたるまち」や「N4.TOWER」建設現場など

「ほたるまち」全景。地上50階の分譲マンション「The Tower Osaka」を核に、地上14階建ての賃貸マンション「リバーレジデンス堂島」、 商業棟である「堂島クロスウォーク」、そして「朝日放送新社屋」イベントスペースである「堂島リバーフォーラム」などの施設があります。 「The Tower Osaka」の最上階は4億5千万の売値にも関わらず7倍という高倍率になったので関西では大きなニュースとなりました。 大阪でも最高ランクの超高層分譲マンションでしょう。 お隣の賃貸マンション「リバーレジデンス堂島」もかなりの高級物件で、最安の部屋でも月20万以上で、 200㎡もある高層フロアの賃貸料は月120万を超えます。

「ほたるまち」のロゴはとても綺麗だと思います。 街区の案内板などに使用されているフォントも統一されていてとても好感を持ちました。 ただ 「ほたるまち」 って名称をはじめて聞いた時は絶対定着しないと思いました。 私は慣れてきましたが一般的にはどうなんでしょ。朝日放送がテレビで「ほたるまち」を連呼すれば定着も早いでしょうが。 ちなみに朝日放送新社屋完成の数ヶ月前に朝日放送にメールで質問を出しました。 「新社屋の中層部の屋上には一般人は入れるのですか?」と。 返事は…なかった! まぁ別にいいんだけどさ~。返事を期待していたわけでもないけどさ~。実際何の音沙汰もないと軽くショックを受けるもんですね…。 結局一般人は入れないみたいだけどそこからの景色は夕方のニュースでたまに流れているようです

「The Tower Osaka」と「堂島リバーフォーラム」の間はちょっとした憩いの場になっています。 私が行ったときにはABCホールでの何かの公演終了後だったようで結構な人数が涼んでいました。 で、こんな水場もあるのですが水が流れている部分と、そうでない部分との段差がほとんど無いという面白い造りになっています。

「ほたるまち」から見た「N4.TOWER」建設現場です。 中之島に住んでいるのは現在800人ほどらしいので戸数343のこのマンションが完成すれば一気に人口倍増です

「N4.TOWER」建設現場に置いてあったチラシです。中之島、梅田地区の空撮です。以前、これと同じものが新聞の一面広告になっていましたが その時は白黒でしたね。 ちなみにこのチラシの裏面には最上階フロアの間取り図と、その価格も載っています。最上階南東角住戸のお値段ズバリ3億7千万円ナリ。 「N4.TOWER」公式HPではこのチラシの表紙と同じ写真を見る事ができます。

ダイビル本館越しに中之島ダイビルの建設現場を。 都市の建築は更新される宿命にあるものだと思っていますが、ダイビル本館はただ壊すにはあまりに惜しい。 優れた建築様式であるというだけの保存はあまり意味のないものだと思いますが、 この建物はそれだけはなく、多くの人から思い入れを持たれ、愛されているという保存に一番大切な条件も満たしています。 使い勝手は悪いだろうにテナント入居率が良いのがその証拠でもあります、 てか、ホントに壊すのかな?あと一波乱あると思います。というかあって欲しいです。

天満橋では「天神祭奉納 日本国際ドラゴンボート選手権大会」が開催中でした。 1988年に国内初のドラゴンボード国際大会として誕生し、今回で20回目を迎えるこの大会は 規模としては国内最大級、ポーランドで行われる「ドラゴンボート世界選手権大会」の最終選考会も兼ねています。 昨年までは桜ノ宮周辺が会場でしたが八軒家浜港が開港した事もあって今年から会場を天満橋に移したようです。 橋の真下がスタート地点で、太鼓の音に合わせ20名が一斉に櫂をこぎ250m先のゴールを目指します。 開催を知っていたら順光だった午前中に撮りにきたのですが。

大坂橋からOBP。おなじみの風景ですが変わったものがひとつ…

大坂橋が改修中でした。以前はプランターが置いてあったのですが手入れが全く行き届いておらず草ぼうぼうでした。 綺麗になるのは良いのですが黒のアスファルトってあまりに味気なさ過ぎる…。 工事は週末にある天神祭り対策でしょう。この橋からは花火も上手い具合に見えそうです


おまけ

帰りに撮った風景です。OBPの東側には古い集落が比較的多くあり、こんな茅葺民家もまだ残っています。 大阪府には茅葺民家が能勢町などを中心に残存していてその数は私が探し出しただけでも100軒を超えます。 その大半が観光や文化財とは無縁の個人宅で、今でも普通に生活が営まれています。21世紀にもなってこんな家、生活が残っているなんて凄いと思いませんか?? 大阪市内で私が知っているのはこの1軒のみですが、平野部であっても羽曳野市や東大阪市、吹田市などには結構残っています。 このお宅は屋根の状態を見る限りそろそろ葺き替えの時期がきていますが、 茅葺職人の高齢化、材料である茅の入手が困難になっているなど茅葺を取り巻く状況は年々厳しくなっていて 20年に1度の葺き替えは出費的にも大変なものがあります。正直、数百万円です。 その負担に耐えかねて茅葺を止めてしまう人が大半です。「大阪にも茅葺が100軒以上…」と書きましたが今現在はわかりません。 1年経って再訪したら家自体が跡形も無くなっているなんて事がざらですから…。 このお宅もどうなるかわかりません。その負担を思うと軽々しい事は言えませんがどうか残していって欲しいです。 ちなみにこの日は近くの神社の祭礼の日でした。このしばらく後に、この角でだんじりのやり回しを見る事が出来ました