【追記】計画中止です。沖縄美ら海水族館に近い沖縄本部町への進出がほぼ決まっていましたが親会社が変わったことで方針が覆りました。 大阪に注力するようです。以下、発表当時の文章をそのまま掲載しています。参考までにお読み下さい。
※ユニバーサル・スタジオ・ジャパン全景
USJが立地するのは大阪湾岸部。工場やホテルがパークを取り囲み、これ以上の拡張余地がありません。 2014年度にオープンするハリー・ポッターエリアの敷地8ヘクタールは平面駐車場を立体化して建設地を確保。それくらいに逼迫しています。
新たなテーマパークの候補地は関東、関西以外の国内外4、5カ所に絞られているとの報道ですが「都市近郊」でかつ「広大な用地」を確保できるかが決定要素になってくるでしょう。 アジアからの来客を見越して「国際的な空港」を周辺に擁しているか、また「関西からの距離」も重要だと思われます(国内ではやはり福岡か仙台、沖縄あたりでしょうか)
ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド-バックドロップ-はUSJの待ち時間最長を記録した
USJハロウィーンホラーナイトも大人気。秋の恒例イベントとして定着した
大阪USJは近年、入場者が急増しています。一時期800万人前後まで落ち込みましたが「映画の世界」からの脱却を図った戦略が大当たり。 ジェットコースターやスヌーピーのアトラクション、ゾンビイベントが話題を呼び、2013年度の入場者数は開業年度以来の1000万人超が確実視されています。
この勢いは一過性のブームではない印象を受けます。新テーマパーク開設によってユニバーサル・スタジオの存在感、ブランド価値を高め ディズニーの追撃体制を強化するのも狙いの一つでしょう。
前述しましたがUSJは2014年にハリー・ポッターの新エリアをオープンさせます。投資額は過去最高の450億円。期待の高さが伝わってくる数字です。 おそらく年間200万人から300万人の入場者増が見込めるでしょう。
ここからは期待と願望ですが、ひょっとすると更新時期を迎えるUSJ既存アトラクションを閉鎖し、 ハリー・ポッターエリア拡張用地として中長期的なパーク大改造計画が進行するかもしれません。 「アジア地域でのハリー・ポッターエリアはUSJのみ」との取り決めが交わされているので、新テーマパークとの差別化を図るにはありえなくはない戦略かと。 現在建設中のエリアでは"魔法の世界"を体感するには狭すぎます。本家アメリカのユニバーサル・スタジオのようにハリー・ポッター2期エリアの開設が待たれます。
いづれにせよ、新テーマパークがどこに建設されるか、今のUSJがどう変わっていくのか。 これからの動きを注視していきたいと思います。