新大阪駅の南側、淀川の河川敷近くに立地するキーエンスの本社ビル。 同社は生産設備の測定・計測機器などを扱うセンサー専用メーカーで営業利益率5割超の高収益体質と社員年収ランキングの1位常連企業として知名度が高い。 そして激務でも知られる。
研究所機能も内包する本社ビルは吹き抜けのピロティを特徴とするスタイリッシュな外観で大阪都市景観建築賞会長賞、日本建築学会作品選集、国際構造工学会優秀構造賞、グッドデザイン賞など多数の建築賞を受賞した。
「Key of Science」が社名の由来。メーカーであるが
自社工場を持たないファブレス経営とコンサルティング力の高い営業が高収益を生む。
キーエンスは1972年、滝崎武光氏によってリード電機として創業。 翌年には同社の基幹事業である工場自動化用の各種センサの製造販売を開始した。 商品ブランド名として使用していたキーエンスへと商号変更したのは1986年。大阪府吹田市、高槻市を経て1994年に現在地に本社・研究所を移転した。
2015年6月期決算の連結売上高は3340億円で経常利益1863億円。従業員約2000人(単体:平均年齢35.6才)の平均年間給与は1648万円になっている。