京都嵐山の渡月橋近くに2015年春開業した外資系高級ホテル。 米ホテルチェーン、スターウッドホテル&リゾートの最高級ブランド「The Luxury Collection(ラグジュアリーコレクション)」を冠した日本で初めての施設となる。 森トラストが誘致し、同社子会社が運営する。「翠嵐(すいらん)」とは山は緑で吹く風は香しく麗しいという意味の漢語的表現。
ホテル外観イメージ図(森トラストの発表資料より)
立地するのは渡月橋から保津川を少し遡った場所にあったホテル嵐亭の跡地。嵐山公園や天龍寺に近接した風光明媚な地で、平安時代から貴族の別荘地として使われた。 京都屈指の観光地でありながらホテル周辺は閑静な雰囲気が漂っている。
1泊料金は5万円程度から。客室数は39室で、内訳は露天風呂付スイートルーム4室、露天風呂付特別室2室、露天風呂付和客室12室、標準客室21室。 このほか、レストラン、宴会場、スパ、甘味処・カフェも併設する。旅館風の宿泊棟は新設するが、一部の建物はホテル嵐亭のものを継続して使用する。
ラグジュアリーコレクション 1906年、ヨーロッパで誕生したホテルブランド。 1994年にホテルオーナー企業を買収したことでスターウッドホテル&リゾートの傘下ブランドになった。同社ではセントレジスに並ぶ最高級のステータスを持つ。 2014年末時点で世界30カ国に85ホテルを展開。地域特性を活かした外観、内装を取り入れた品格あるホテルとして国際的に高い評価を得ている。 4頭の馬をモチーフにしたマークが使われている。