「明治の五大監獄」の1つで旧奈良監獄(奈良少年刑務所)の再生プロジェクト。 1908年の完成で、赤煉瓦の重厚な外観や放射状に伸びる舎房、監視塔などは当時の姿をよく留めており国の重要文化財の指定を受けている。
全体の配置図
2017年の閉鎖後、「旧奈良監獄の保存及び活用に係る公共施設等運営事業」によって提案が募られ、 優先事業者にソラーレ ホテルズ アンド リゾーツを中心とする企業グループに決まった。 ホテルを中心とした複合商業施設「HISTERRACE奈良プロジェクト(仮称)として生まれ変わる。2020年度中に開業予定だ。
そらみつ奈良(仮称)の完成予想図
放射状に伸びる舎房は150室の文化財リノベーションホテルとして再生。 また、隣接して80室のホテル棟を新築し「そらみつ奈良(仮称」)」として運営する。 無印良品ブランドの簡易宿泊型ドミトリー(MUJI HOSTEL:60床)にはカフェバーや、工房・アトリエなども同時に整備する予定となっている。
ほかに日本の行刑・矯正の歴史を伝える建築行刑史料館を設置。 商業テナントも誘致してエリアに賑わいを創出していく。
参加企業一覧:ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ、清水建設、日本診断設計、東急コミュニティー、小学館集英社プロダクション、近畿日本ツーリスト、セイタロウデザイン、JAC国際エナジー