新大阪駅北口に直結する「駅ウエ」複合ビル。 2~3階が店舗、3~11階がオフィス、12~17階が阪急阪神ホテルズの宿泊主体型ホテル「レム新大阪」(296室)の構成となっている。
2012年の北口整備と同時期に運用を開始し、1階に高速バスターミナルを配置。 オフィステナントはJR東海関西支社、メガチップス本社、Skyの拠点、グロービス大阪校など。
建設地は、阪急が未成の「新大阪連絡線」用に確保していた線路用地の一角にあたる。 駅北側に残っていた余地は、北口新設や歩行者デッキ整備の流れの中で徐々に再編。
あわせて東海道新幹線の27番線ホーム増設には北側の用地(1線相当)が充てられ、残った区画に新大阪阪急ビルが建設された。
新大阪駅
東海道・山陽新幹線の起点駅として1964年に開業した。JR西日本とJR東海がそれぞれ運行する新幹線ホームに加え、在来線ではJR京都線(東海道本線)とおおさか東線が乗り入れる。
大阪メトロ御堂筋線の駅と直結し、新幹線と市内地下鉄の乗換え利便性も高い。1日15万人以上が利用している。
阪急新大阪連絡線
阪急が計画する「十三駅~新大阪駅」を結ぶ地下の新線。
将来は大阪駅(うめきた地下)~十三を結ぶ「なにわ筋連絡線」と一体で整備し、新大阪(新幹線)と都心・南方面(関空方面を含む)を直結する動線を狙う構想となっている。
開業目標はなにわ筋線と同時期の2031年ごろ。新大阪・十三とも地下駅の想定。
軌間はJRや南海に合わせた1067mm(狭軌)を採用予定で、標準軌の阪急各線とは別系統の扱いとなる。