南堀江にある国内初の耐火木造オフィスビル。 「木材の殿堂」として、都市部での木造ビルのモデルプロジェクトとなることを目指す。 BCS賞、日事連建築賞国土交通大臣賞、日経ニューオフィス賞、グッドデザイン賞、木材活用コンクール最優秀賞など多数の賞を受賞した。
2、3階の架構に竹中工務店が開発した耐火集成材「燃エンウッド」を使用している。 荷重支持部、燃え止まり層(モルタル)、燃え代層の3層構造をもつ1時間耐火部材で、これにより耐火建築物としての木造建築が可能となった。
また、強度のあるカラマツを素材とすることで鉄筋コンクリート造と同等のスパン9mを実現している。
1階に展示スペース、2階に協同組合の事務所、3階に会議室が設けられる。 1階部分は災害への備えとして、鉄筋コンクリート造となっている。
大阪木材仲買協同組合は木材類卸売業の事業者で構成される組合で会員数は563名。 木材利用促進の啓蒙活動の一環として、木工教室の出前授業なども催している。