日用品大手のアイリスオーヤマの自社ビルで、家電部門の研究開発拠点「大阪R&Dセンター」のほか、家具やLED照明などのショールーム「シンプルスタイル」、そして心斎橋オフィスが置かれている。 また、およそ半分はテナントフロアになっている
アイリスオーヤマは2009年に家電事業を始め、2012年には白物家電へと本格参入。数々のヒット商品を送り出し、2013年には部門売上高約300億円にまで急成長した。
R&Dセンターを大阪に設置した理由について同社は、パナソニックやシャープなど関西大手電機メーカーを早期退職した技術者をターゲットにしたことを挙げている。 2012年の設立当初は大阪駅前第4ビルを拠点にしていたが、アイリス心斎橋ビル(旧・長堀中央ビル)取得に伴って移転した。将来的には100人体制への拡張を見込んでいる。
アイリスオーヤマの本社所在地は仙台市。前身である大山ブロー工業所の創業から1989年までは大阪府東大阪市に本社を構えていた。