大阪市福島区に所在していた塩野義製薬の中核研究施設。 昭和36年、当時の塩野義製薬の資本金と同等の費用をかけた最先端研究所として完成した。
建物は坂倉準三氏の設計。翼を広げた様なコの字型の形状で、道路側先端には施釉された青タイルが貼られている。
長らく塩野義製薬の創薬研究の中枢を担っていたが、2011年に豊中市に新築した医薬研究センターに機能移転。 中央研究所から福島分室に格下げされた後、2014年に閉鎖。跡地は売却され建物も解体される。
敷地面積は約12300m2。もともとは創業家である塩野家が所有しかつては浦江試験所(浦江工場)が置かれていた。