難波・御堂筋沿いの新歌舞伎座跡地に建設される高層ビル。 150室のホテルを中心に2つのチャペル、5つのバンケット、2レストランなどを備えた複合施設として2019年7月の完成を予定している。 事業主は冠婚葬祭のベルコ。設計は新国立競技場を手がける隈研吾建築都市設計事務所が担当する。
解体前の新歌舞伎座
注目すべきは前面下層部の意匠。連続する唐破風屋根が特徴的だった新歌舞伎座の外観が再現される。 同建築は著名建築家の村野藤吾氏の設計で1958年に竣工。 老朽化などを理由に2009年に閉館したが建築的な価値が高いため保存運動も行われてた(劇場は上本町YUFURA(天王寺区)に移転)。 2015年に解体工事が完了した。
建設予定地の状況(2015年12月撮影)
建設地は御堂筋に面しており、周辺には高島屋大阪店、マルイなどが立地している。 JR・私鉄各線の難波駅、および道頓堀などの観光地も徒歩圏内にある。
ホテルロイヤルクラシック大阪 フロア構成
ベルコ
【地下1階】ロビー、テナント、機械式駐車場
【1階】エントランスロビー、テナント、カフェ
【2階】レストラン、ラウンジ
【3階】バンケット(1)、バンケット(2)
【4階】事務室
【5階】ウェイティングルーム
【6階】チャペル、フォトスタジオ
【7階】バンケット(3)
【8階】バンケット(4)
【9階】バンケット(5)
【10階】ブライダルサロン
【11階】ホテルラウンジ、ホテルレセプション、レストラン
【12-18階】客室
【19階】チャペル、アトリウム、バーラウンジ、パーティールーム
冠婚葬祭大手。1969年に阪神互助センターとして設立。
近畿地方を中心に結婚式場(ベルクラシック)、葬式場(シティホール)、ウエディングチャペルなどを展開するほか、
ホテルベルクラシックとして宿泊施設も運営している。冠婚葬祭互助会の加入口数は200万口を数える。