大きなドーム屋根を戴くキリスト教会。 正式名称は「日本ハリストス正教会教団・東京復活大聖堂」。御茶ノ水の高層ビル街に立っている。
ロシアから日本に正教会を伝導したニコライ・カサートキンに因んでニコライ堂と呼ばれている。 正教会の日本正教会府主教座が置かれる。日本最大のビザンチン式の建造物としても知られる。
1891年(明治24年)に鹿鳴館などを手がけたジョサイア・コンドルの実施設計によって完成。 関東大震災でドーム屋根が倒壊したが1929年に岡田信一郎の設計で修復再建した。 1962年に重要文化財に指定された。
聖ニコライは箱館領事館付司祭として1861年に来日。その後、東京に移ってこの神田駿河台を布教の拠点とした。 当初は信徒数0だったが、彼が亡くなる1912年までの50年を超える伝道活動の結果、正教会は信徒数3万人を超えるまでに成長した。 信者以外でも入場料を払っての参拝・見学が可能。